「なんだか人生がうまくいかない」
「何ヶ月も、何年もがんばっているのに思った結果にならない」
「そもそもがんばる気力が湧かない」
原因がわからないのに、うまくいっていないことだけはわかる。
あなたはそのような思いでこの記事にたどり着いたのでしょうか。今は人生の中でつらい時期になっているのでしょうか。
どんなに頑張ってもうまくいかないことはあります。
でも、どんな暗闇であったとしても、いつかは光がさすものです。
この記事では「人生がうまくいかない」と感じている人が立ちどまって、もう一度人生を”巻き直す”ためのステップを書いています。
ひとりひとりの状況は違うと思いますが、ヒントになれば幸いです。
目次
人生をとりまく“大きな流れ“
「人生がうまくいかない」と感じているなら、すでに行き詰まっている状態です。
あなた個人の力ではどんなに頑張っても状況が好転することはないでしょう。
…と、それくらいの心構えがちょうど良いかもしれません。
今のあなたの状況は個人の努力の範囲を超えた“大きな流れ“の中にいるのだ、と考えてみると合理的です。
頑張る方向ではなく、個人を超越した流れをいったん認めてみることです。
そうすると肩の力が抜けて、冷静に状況把握できる準備が整うのではないでしょうか。
ステップ1 うまくいかない流れを「中断」する
長い期間にわたって努力してみた上で、「うまくいかない」と感じているはずです。
新しい努力や知識を得る方向性では逆流するだけで、苦しくなるばかりです。
「努力」は素晴らしいことですが、状況によっては悪化してしまう場合があります。
どうにもならない時は、まず悪い流れを断ち切ることが鉄則です。
勇気を持って「努力」をやめるのも戦略です。
休暇をとる
思い切って仕事を休みましょう!
社会人なら有給をとって、学生なら数日ほど授業を休んでみましょう。
もし休むことに「抵抗」を感じるなら、その思考自体がうまくいかない原因です。
うまくいっている人は休息の仕方をきちんと知っているものです。文化や宗教的理由もありますが、海外の人は特に重視していて、休息を義務のように考えています。
日本人でも心が疲弊しない人は、ほどほどのところで力を抜いて休んでいたりします。
1週間ほど仕事をしないで、ゆっくり家で過ごしてみるだけで心に変化がでます。
処理しきれずに溜まっていた“何か“が洗い流される感覚がでてくるでしょう。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教において、何もしてはならない日。宗教や宗派による違いはありますが、主に土曜日・日曜日・金曜日のいずれか1日を指します。この日は、厳密な場合は、料理すらしてはいけない日になります。
旅行にでかける
時間と体力があるなら、旅行に出かけましょう!
休暇をとり、気分や体調が回復したら旅行にでるのがオススメです。
見知らぬ土地に行くことで新しい刺激が入り、いつもの思考や行動パターンから一時的に抜け出すことが可能です。
物理的に移動しているので、意識的な努力を必要としません。その土地では食べ物や水も確実に変わるので、自然と体の中の”流れ”が変化します。
また、現地での出会いがあったり、言葉を交わすことで良い影響を受けるものです。
このように新しい土地に行くだけで、”悪い流れ”を中断することができます。
あまり時間がとれない場合は、1泊か2泊の小旅行がおすすめです。特急または快速電車で20駅も行けば、ほどほどの観光地に行けるものです。同じ都道府県内でも、興味がわく旅行先が見つかったりします。
運動する
旅行にでかける余裕がないなら、運動がおすすめです!
また、旅行にいける人も、日常生活に運動を取り入れるのもよいことです。
運動をすると代謝のサイクルがよくなり、老廃物が体から出ていきます。血液の中に老廃物が溜まると、脳の活動にも影響して思考がネガティブになりがちです。
「うまくいかない」と日々感じているのは、体の不調にもつながっているので運動はおすすめです。
運動をして体がリフレッシュすると、それだけで気分がよくなり、覇気が出てきます。そうすると、あなたの雰囲気も変化して、人間関係にも良い影響がでてくるものです。
まずは気軽にできるウォーキングからはじめてみるとよいでしょう。
猫背になっていると、歩く時に手の平の内側が後ろから「見えます」。手の平の内側が「見えない」ように、体の横に向けるだけで猫背が改善されます。また、足の甲が「外側に向いている」のを「前向き」にするのも姿勢改善になります。
ステップ2 人生のサイクルを「点検」する
悪い流れを中断できたら、次は「点検」です。
日常に戻ってきたときに、同じサイクルだとまた悪い流れに戻されてしまいます。
そうならないために、まずはどこが悪循環の発生源なのかを調べる必要があります。
日常生活のどこかに原因が潜んでいるはずです。それは非常に小さいために、ストレスという形でしか感じとることができません。
「ちょっと嫌だな」、「少し疲れるな」をつかまえる必要があります。
おそらく、発生源はひとつだけではありません。
感覚を研ぎ澄ませ、少しづつ探していきましょう。
相談する
点検するときに1番大事なのは、他人の力を借りることです。
おかしくなった自分の感覚では、最初は原因を感じ取ることは難しいはずです。
でも、うまくいかない原因は他人からは明らかな場合も多いはずです。身近に相談できる人がいれば、相談しましょう。
他人の考えとやり方の違いを知って、自分の要領の悪さに驚くかもしれません。
もし相談相手に困ったら、知恵袋などの相談サイトに質問を投げてみましょう。
直接質問をすると、記事をながめる以上に多くの気づきを得ることができるものです。
相談相手がいない場合は、人間関係の”薄さ”が問題です。きらくに相談や愚痴がいえる相手がいないと、息苦しくなってしまいます。生きていると避けられない”負のエネルギー”に対して、健全な人は会話でうまく処理しているものです。
本を読む
相談をとおして気づきを得たら、それを知識で補強していきましょう。
気づくことは大事ですが、非常に小さいので理解をかためる必要があります。
このときに読む本は、自己啓発でもハウツー本でもかまいません。
これらの本はなんとなく読んでいるときは、現実はまったく変わりません。でも問題が起こって、目的が生じたときは違います。
漫然と読んでいるときと違い、現実味をもって読むことができます。
そして、現実に変化を起こせる知恵になっていくでしょう。
いつも読んでいるジャンル”以外”の本を手にとってみましょう。男性なら女性向けの本に目を通すと、新しい観点に触れることができます。あるいは、ビジネス書でも女性作家の著作を選んでみるのも良いです。
メモをとる
この段階にきたなら、時間の使い方を記録してみましょう!
メモをとると客観的になれます。
うまくいっていない時は感覚がずれていて、記録をとって客観視する必要があります。
今までしていたことが、無駄に長時間だったということもあります。例えば、スマホの利用が合計で1日3時間だったり、小休憩が10分ではなく20分だったりします。
逆に、努力家タイプは、仕事や趣味の時間がパンパンにつまっていたりします。
何もしないリラックスタイムが1日1時間はないと、息苦しくなってしまいます。
「朝の時間」はギリギリになっていないか?「睡眠時間」が削れていないか?残業や習い事で「夜の時間」がうまっていないか?などを確認してみましょう。
過去の嫌なことや未来の不安について、繰りかえし思い出すクセはありませんか?過去や未来にとらわれて、”今ここ”に集中できていません。この「タイムスリップ」で手が止まり、時間を大幅に失っています。
ステップ3 生活に「余白」をつくる
”中断”して”点検”したあとは、余白をつくる段階に入ります。
解決策が浮かばなくても、余白をつくれば新しい流れが発生していきます。
今は余裕がないために流れが「淀んでいる」のが大きな原因です。時間を効率化する、あるいは詰め込みをカットしていきます。
時間を余らせることが人生がうまくいくための第一歩です。
朝の時間を増やす
余裕があるかどうかの目安は「朝の過ごし方」です。
「ギリギリにおきて慌てて出勤する」、「睡眠時間が足らずに朝がつらい」では人生がうまくいくはずがありません。
朝は1日のスタートなので時間的に融通がききません。
昼や夜なら時間のやりくりでなんとかなりますが、”朝”は違うのです。とくに就寝時間が遅くなるなど、朝は前日のスケジュールの影響がそのままでてしまいます。
さらに就寝時間は日中のスケジュールに左右され、結局、1日全体がコントロールできないと朝に余裕をつくることができません。
このように朝の過ごし方で、時間のコントロールができてるのかがわかります。
試すとわかりますが、時間のコントロールは大変むずかしいものです。「同じ時刻」に寝て起きることよりも、10分や30分ずれても「間に合う」ことが大事です。余裕をもつことで時間的な調整ができて、結果的にコントロールできます。
スマホの時間を減らす
すぐに削れる時間はスマホの時間です。
利用が1日に3時間以上の人も多く、スマホに費やす時間は侮れません。
とくに長時間になりやすい電車通勤(通学)や食事のスマホの時間が削れます。
その時間でスケジュールの確認や仕事のシュミレーションをすると、日中を効率的にしてくれます。
このときに、スケジュール調整や資料作成などの本格的な作業ではなく、頭のなかで1日の仕事の流れをイメージする程度にしましょう。
また逆に、忙しい人ならあえて「何もしない時間」としてもよいかもしれません。
スマホを使うことによって、長時間にわたり前傾姿勢になることで”スマホ猫背“になる人が増えています。それにより頭痛やめまい、肩こりなど身体の不調が起こります。ひどい人は30代で五十肩の症状がでています。
人間関係の時間を減らす
SNSの普及でコミュニケーションの時間に「区切り」が無くなっています。
仕事が終わってもLINEやチャットで連絡がきたり、プライベートではいくつものグループとやりとりをしないといけません。
コミュニケーションが密になって良い反面、一人になる時間が極端に少なくなっています。人生の方向性や大事な決断のための考える時間が減っているのです。
そのため、周りに流されるままでいつしか人生の主体性を見失ったのかもしれません。
付き合いはゼロにはできないので、半分の時間にするなど調整していきましょう。
SNSでの長時間のコミュニケーションによって、気疲れが起きてきます。自分の発言に対する反応を気にしたり、返信への義務感などが原因です。SNSを利用しない時間を作るなど一定の距離をとることも必要です。
おわりに
三輪明宏さんによると、人生がうまくいかないときは「棚卸し」の時期だそうです。
人生がうまくいかない時期は必ずあります。
この世の中に正と負、明と暗、発展と停滞があるように、人生にも「うまくいく時期」と「うまくいかない時期」があるものです。
うまくいかないときは、いろいろなものを整理して、次の”幕”にそなえて準備をたんたんとするのです。
美・教養・健康・技術をみがく時期です。
この記事で紹介した3ステップを参考に、まずは流れを変えて、つぎの準備をしていきましょう!
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